【実体験】文系出身の私が副業エンジニアになるまでに行った「3つのこと」

「副業で収入を増やしたいけど、特別なスキルもないし…」
「エンジニアって理系出身じゃないと無理なんじゃないか…」

この記事は、会社に勤めている中で、そんな風に感じて副業への一歩を踏み出せないでいる、かつての私のような方に向けて書いています。

何を隠そう、筆者自身はガチの設計者やエンジニアではありません。 それでも、いくつかのステップを踏むことで、副業でエンジニアとしてクライアントと契約し、収入を得られるようになりました。

その具体的な経験を語ることで、一人でも多くの方の背中を押せたら嬉しいです。

STEP1:身近な業務改善から始めよう【VBA】

正直、いきなり副業で案件を受注することは非常に難しいです。 なぜなら、クライアント側も成果を求めているので、なるべく実績や実力がある人に仕事を依頼したいと考えるのが自然だからです。

では、どうすればいいのか?
答えは、まず本業のフィールドでスキルを培うことです。

その第一歩として、自分自身の業務改善に挑戦してください。「業務の効率化」や「作業工数の低減」といった、身近な課題で構いません。

特に注目してほしいのが「Excel(エクセル)」です。
毎日Excelを触っている方は、改善のチャンスに恵まれています。手始めにVBA(Visual Basic for Applications)を学習しましょう。

「プログラミングなんて難しそう…」と感じるかもしれませんが、今は便利な世の中です。ChatGPTのようなAIに聞きながら進めれば、驚くほど簡単にある程度のプログラムの形が見えてきます。

ただし、ここで一つだけ重要な注意点があります。
それは、生成されたプログラムを理解せずにコピペで使うのは絶対に避けるということです。

おそらく、最初はプログラムを読み解くだけで時間がかかるでしょう。しかし、ここで楽をせずに地力を鍛えることが、後々の大きな成長に繋がります。

分からない部分は、何度でもChatGPTに聞いてください。「このコードはどういう意味?」「もっと良い書き方はない?」と質問すれば、丁寧に教えてくれます。誰かに怒られる心配もないので、気になった部分は徹底的に潰し込み、「なぜそう動くのか」を理解することを大切にしましょう。

STEP2:違うプログラミング言語にチャレンジ【Python】

VBAでプログラミングの基礎知識や「自動化する感覚」を掴めたら、次に別のプログラミング言語を学習してみましょう。同じように、本業の業務改善を新しい言語で実現することが目標です。

私は当時、Python(パイソン)に挑戦しました。
選んだ理由は、将来性が高く、AI(人工知能)や機械学習といった分野と親和性が高かったからです。また、Webからの情報収集(スクレイピング)やデータ分析など、VBAだけでは難しい幅広い処理を実現できる点も魅力でした。

VBAで「繰り返し処理」や「条件分岐」といった基礎を理解していれば、Pythonの学習もスムーズに進むはずです。

こうしてVBAとPythonを学び、自分でツールを開発できるレベルになれば、クライアントの困りごとを解決できる力が十分に備わっています。いよいよ次のステップに進みましょう。

STEP3:クラウドソーシングサイトで実践を積む

ある程度の地力がついたら、いよいよクラウドソーシングサイトへ登録です。
代表的なサイトには、「クラウドワークス」や「ランサーズ」などがあります。

とはいえ、最初は案件に応募するだけでも緊張してしまうでしょう。
「自分にできるだろうか…」
「クライアントに迷惑をかけてしまったらどうしよう…」
私自身、様々な不安が頭をよぎり、なかなか応募ボタンを押せませんでした。

しかし、ある時こう気づいたのです。
「自分にできるかどうか」を判断するのは、自分ではなくクライアントである、と。

このマインドに切り替えてからは、迷いが消えました。「まずは応募してみよう」と数を打てるようになり、結果的に案件の受注も増えていきました。

まずは自分のスキルセット(VBA、Python)で貢献できそうな案件を探し、積極的に提案してみましょう。プロフィール欄に、本業でどのような業務改善を成し遂げたのかを具体的に記載しておくと、クライアントからの信頼を得やすくなります。

まとめ

副業で収入を得るための最短ルートは、決して「いきなり稼ごう」とすることではありません。

  • 本業の業務改善を通じて、基礎的なプログラミングスキル(VBA、Python)を身につける。
  • 身につけたスキルを武器に、クラウドソーシングサイトで実践的な案件に応募する。

基本的には「本業で改善し、力をつける」。そして「副業の募集に応募する」。 この流れが、着実に成果を出すためのベストパターンだと、私は確信しています。

【おまけ】AI関連の副業を目指す方へ

もしあなたが、今後さらに需要が高まるAI関連の副業に就きたいと思っているなら、資格の取得をおすすめします。具体的には、G検定(ジェネラリスト検定)E資格(エンジニア資格)と呼ばれる資格です。

巷では「資格なんて意味がない」という意見もありますが、私はそうは思いません。なぜなら、これらの資格は「AIに関する一定以上の知識があること」を客観的に証明してくれるからです。私自身、この資格を持っていることが決め手となり、契約に至ったクライアントもいます。

たかが資格と侮らず、自分のスキルを証明する武器の一つとして、取得を検討してみてはいかがでしょうか。

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